出庫の代表は、得意先への納品予定です。
小売店の場合にはこうした受注情報が取りにくいのですが、卸売業や製造業の場合には受注伝票として送られてくるはずです。
「○月○日に製品Xを200個ほしい」という伝票がFAXや郵送でやってきます。
問題は、受注伝票が送られて来た日と納品日との差です。
4月1日に、4月3日納品の受注伝票と、4月10日納品の受注伝票が送られてきたとしましょう。
言うまでもなく、準備期間が長いほうがありがたいですね。
納品に対応するためには、前もって在庫を準備しなければなりませんが、4月10日ならば4月1日に発注しても間に合う可能性が強いからです。
また部品の出庫予定の場合は、生産計画もしくは製造指図を正確に知ることが大切です。
問題は、「どのようにして出庫予定を少しでも早く知るか」です。
受注情報を早く知るには、当社に受注情報が送られてくる道のりを詳細に検討し、どこを短縮すればよいか考えねばなりません。
通常は、得意先が購買意思を固める。
得意先が、発注情報発注情報が当社にくるまでの伝送時間がある。
当社に受注情報が届く。
担当者が受け付けるといったステップをそれぞれ検討します。
正確な出庫情報を早く入手できない場合には、出庫を予測しなければなりません。
ビジネスはいつも都合よくいくわけではありません。
「得意先への今日の出荷は、朝一番にならないとわからない」というような極端な状況で完全に納品するには、常に在庫を持つしか方法はないのです。
問題は、どの製品在庫を持つかです。
将来受注するようなるべく当たるように努力する必要があります。
予測する手法として、いろいろな方法が考えられていますが、実務的に使えるものは少ないようです。
競馬の予想と同じく、なかなか当たりません。結局は過去の実績を勘案し、人間の経験と勘と度胸で予測することが多いのです。
「明日の予測は簡単さ。
今日とほとんど一緒だよ」という名言もあるように、将来の予測には、過去の実績が欠かせないものです。
過去の実績を整理して、有効な予測ルールを導き出せるかが、勝負の鍵を握ります。
コンピュータに在庫記録がある場合、過去の実績を整理するのは比較的簡単です。
たとえば前年同月といった同じ時期を見て、季節変動を予想するのが一般的です。
また、出庫が何に比例して増減するのかは、相関分析による場合が多いものです。
縦軸に出庫量、横軸に関係しそうなもの(たとえば温度)を取り、過去の実績売上を点で打っていきます(例/4月1日温度20度、A製品売上5万円)。
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